卵巣嚢腫でお腹が膨らむ時とは?

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ここでは、「卵巣嚢腫でお腹が膨らむ時」
についてお話します。

 

最近お腹が出てきたと
感じたことはありませんか?

 

ダイエットをして体重が減っても、
お腹はぽっこり出たままで
悩みを抱えている女性は増えています。

 

お腹が出てくると、
加齢によりお腹や腰周りに
脂肪がつきやすくなった、

 

出産を経験し骨盤の
歪みのせいなどと考えますが、
実はそれだけではない可能性があります。

 

実は、そのぽっこり
膨らんでしまったお腹の原因が
病気によるものである場合があります。

 

女性が特に気になるのは、
婦人科系の病気です。

 

卵巣嚢腫という女性の
卵巣に起こる病気でも、
お腹が膨らむことがあります。

 

今回は、卵巣嚢腫とお腹が
膨らむ関係についてご紹介します。

 

卵巣腫瘍

 

ぽっこり膨らんだお腹には、
ちょうど卵巣があります。

 

卵巣は体のなかでも
特に腫瘍ができやすい場所です。

 

卵巣に腫瘍があると
お腹が膨らんだり、
腹痛や腰痛になります。

 

卵巣腫瘍は、良性、
境界悪性(良性と悪性の中間)、
悪性の大きく3つに分けられます。

 

卵巣腫瘍のほとんどは
良性の腫瘍です。

 

また卵巣腫瘍は、腫瘍の
内部の状態によって、

 

嚢胞性のものと
充実性のものに分けられます。

 

嚢胞性腫瘍は、腫瘍の内部が
液状の分泌物で

 

満たされているもので、
多くは良性で、嚢腫と呼ばれます。

 

充実性腫瘍は、内部が
腫瘍組織で満たされていて、

 

かたいこぶのような
状態のものをいいます。

 

悪性のことが多いので
注意が必要です。

 

嚢胞性腫瘍の場合でも、
一部に充実性の部分を含む
場合には、悪性を疑います。

 

良性の腫瘍の代表的なものは、
卵巣嚢腫です。

 

悪性の腫瘍の代表的なものは、
卵巣がんです。

 

卵巣嚢腫

 

卵巣にできる腫瘍の1つです。

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良性の腫瘍で、卵巣にできる
腫瘍の約90%が卵巣嚢腫です。

 

腫瘍に分泌液や脂肪などが
たまって卵巣が大きく
腫れてしまう病気です。

 

卵巣嚢腫はたまった中身によって、
漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)、

 

粘液性嚢腫(ねんえきせいのうしゅ)、
皮様嚢腫(ひようのうしゅ)、
チョコレート嚢腫

 

の4つに分類されます。

 

卵巣嚢腫が小さいうちは
ほとんど自覚症状はありません。

 

異変に気づくのは、
腫瘍がこぶしくらいの
大きさになるころです。

 

卵巣嚢腫が大きくなってくると、
お腹が膨らんできたり、

 

腹痛や腰痛、腸や膀胱が
圧迫されて頻尿や便秘になります。

 

また、不正出血を
起こす場合があります。

 

腫瘍が小さい場合には
経過観察をおこないます。

 

腫瘍が大きいものは
茎捻転を起こす危険があるため、
手術をするのが一般的です。

 

卵巣がん

 

卵巣の腫瘍のうち、
約10パーセントが卵巣がんです。

 

症状は、卵巣嚢腫と同じです。

 

自覚症状がほとんどなく、
気づいたころにはかなり進行していて、
命にかかわる場合もあります。

 

卵巣がんの治療は
開腹手術がメインですが、

 

必要に応じて
抗がん剤や放射線治療を行います。

 

このように、ぽっこり
お腹が膨らんでしまった原因に

 

卵巣の病気が隠れている
場合があります。

 

病気が原因でお腹が
膨らんでしまっている場合には、
ダイエットをしても効果はありません。

 

お腹が膨らんできたのは、
脂肪のせいだと
決めつけてはいけません。

 

お腹を触ったときに、
硬くしこりのようなものを

 

感じたら腫瘍が
ある可能性があります。

 

自己判断せず、病院を
受診してみてもらいましょう。

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